「大麻汚染」高校生も… なぜ大阪の若者の摘発が多いのか

 アメリカ村(アメ村)は、大阪市中央区西心斎橋付近の若者向けの店舗が並ぶエリアのことだ。平成21年には大麻所持容疑で逮捕された京都大生が「アメ村のクラブで購入した」と供述。28年にも、アメ村にあるバーで大麻を所持したとして、バー経営者の男らが同容疑で逮捕された。

 捜査幹部は「これまでに、大麻事件で摘発した少年が『アメ村で買った』と供述したこともあった」と振り返る。口コミやネットでアメリカ村が有名な取引の場所になっているといい、幹部は「大麻がインターネットで少し調べれば買えるという身近な存在になったうえ、アメ村など若者が集まる身近な場所に行けば大麻の売人と接する危険性がある」と指摘した。

ハードル低く、ネットで手に入れられる存在

 警察庁が、29年中の大麻事件の摘発者のうち約500人を対象にまとめた意識調査では、大麻に危険性があると答えたのは約3割で、覚醒剤の約7割と比べて大幅に低いことがわかった。

 薬物乱用を防ごうと、関西大、関西学院大、同志社大、立命館大の関西4大学が新入生2万6068人(回答数2万2945人)を対象に実施した「薬物に関する意識調査」(30年10月)によると、「薬物の使用や購入を勧められたことがある」と答えた学生は2%(354人)で、「薬物の使用を誘われる相手によっては断り切れないかもしれない」という学生が2・8%(660人)もいた。

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