「大麻汚染」高校生も… なぜ大阪の若者の摘発が多いのか

警察が高校で指導

 警察庁によると、平成29年に大麻の密売や所持で摘発されたのは、過去最多の3008人で、そのうち20歳未満が297人(うち高校生53人、中学生2人)。今年1~6月の間で既に、1700人が摘発され、そのうち20歳未満が198人(高校生34人、中学生1人)と昨年を上回るペースだ。

 なかでも大阪府警は、今年1~6月の未成年の摘発が51人(高校生10人)で全国最多なうえ、これまで最多だった22年の42人を上回るハイペースだ。

 府警幹部は「過去にはシンナーや危険ドラッグがはやっており、薬物には『流行の波』のようなものがあるが、大麻は常に一定数の摘発があった。危険ドラッグの規制強化で大麻に移行したのだろうが、それにしても摘発数が多い」とため息をつく。

 昔から、兄弟や先輩など、近しい人から誘われたのをきっかけに大麻に手を出すという形がほとんどというが、「最近はインターネットで簡単に情報が入手できるため、これまで以上に子供たちが大麻に触れる機会が多い。大麻をきっかけに、覚醒剤などに手を出す危険性もあり、早急な対策が必要だ」と危機感を募らせる。

 この状況を受け、府警は10月から、緊急的に、府内の各高校で大麻など薬物乱用防止教室を実施している。また、府警少年課員らが、各地で補導を実施し、制服姿で平日昼間に町中にいる学生らに積極的に声をかけ、大麻など薬物の危険性を訴えている。

アメリカ村の存在

 なぜ、大阪が摘発最多なのか。府警幹部は、「理由は判然とせず捜査中」としつつもこう続けた。「若者が集まるミナミのアメリカ村は、これまでに何度も大麻や違法薬物事件の舞台となってきた」。

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