KYBデータ改竄 不正の手口「脈々と」 改竄手法口頭で伝え、チェック体制も欠如

 製造する免震装置の検査データ改竄(かいざん)が発覚した部品メーカーのKYBと、子会社のカヤバシステムマシナリー。16日に記者会見したKYBの中島康輔社長ら幹部は沈痛な表情で謝罪した。チェック体制が欠如し検査員が改竄手法を口頭で引き継いだと説明。学校や病院など、公共性の高い場所にも納入実績があり「安全確認を急いでいる」というが、ずさんな管理に批判を浴びそうだ。

 「担当者が書き換えの方法を脈々と引き継いでいた」。会見で幹部らは、経緯をこう表現した。

 改竄は少なくとも8人の担当者が第三者のチェックがない環境で実行。KYBからカ社への事業譲渡の際に全ての担当者が変わったが、後任研修の中で手法が口頭で伝えられたという。別業務の社員が不正に気づき報告するまで長年、発覚することはなかった。

 基準を満たさない商品の分解・再調整に時間がかかり、納期に間に合わせるため行われた可能性もあり、中島社長は「悪い問題を上にあげるよう徹底していたが不十分だった。継続的に不正が行われたきたことを深くおわびし、再発防止に努める」と釈明した。

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