北海道地震1カ月 「復興に向け着実に歩む」犠牲者悼む住民ら早期の再建目指す

 最大震度7を観測し、41人が死亡した北海道の地震は6日、発生から1カ月を迎えた。大規模な土砂崩れで36人が亡くなった厚真(あつま)町では、住民らが犠牲者を悼み、宮坂尚市朗(しょういちろう)町長が「復興への道は険しく困難なものだが、着実に歩みを進め乗り越えていかなければならない」と防災無線で住民に呼びかけた。

 その後、会見を開いた宮坂町長は、被害が大きかった吉野地区で土砂などの撤去を進め、平成32年度に犠牲者の慰霊施設を建設する方針を明らかにした。

 この日、厚真町では正午を知らせるサイレンとともに、宮坂町長や職員、自衛隊員らが黙祷(もくとう)をささげた。住民らも役場前の献花台を訪れ、犠牲者の冥福を祈った。家族5人で花を手向けた同町の神代祐輔さん(39)は「もう二度とこんな地震は起きてほしくない」と語った。

 町によると、電気は全面的に復旧。また、町内3カ所の浄水場のうち2カ所が再開し、約9割の地域で飲料可能な水が提供されるようになっているという。

 地震発生後に給水や入浴支援を続けていた陸上自衛隊の一部部隊は6日午後に撤収。町中心部では営業を休止していた店舗が次々と再開し、日常を取り戻しつつある。

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