北海道震度7地震 風評被害でやまないキャンセル 観光地の客足戻らず

 地震発生から1週間がたつ今も、北海道内の観光地に客足が戻らない。節電を余儀なくされているとはいえ、多くが通常営業を再開しているが、宿泊予約のキャンセルなどが相次いでいるという。被害が大きかった地域と混同する風評被害も要因とされ、関係者は「東日本大震災のときよりも状況が悪い」と悲鳴を上げる。

 札幌市中心地から約25キロの山間地にある温泉地「定山渓」。人通りは少なく、いつもは席が埋まっている足湯施設も人がまばらだ。「受け入れ態勢は整っているのに、今もキャンセルが続いている」。観光協会事務局長の山田秀明さん(71)は嘆く。

 施設にもアクセス道路にも被害はなかったが、心配する予約客は多い。「『液状化は大丈夫か』との問い合わせもある。被害が大きかった地域と混同している」。今月分だけで予約キャンセルは約2万5千人(12日現在)に上り、損害額は3億円を超えるとみている。12日から温泉地のほぼ全ての立ち寄り湯で入浴料を半額とするなど、秋の紅葉シーズンに向けて巻き返しに躍起だ。

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