山陽新幹線人身事故、運転士、異常音聞きながら運転続行、報告せず 国交相、JR西日本に検証指示

 博多発新大阪行き山陽新幹線「のぞみ176号」が博多-小倉間で人をはねた事故で、運転士と、小倉駅の駅員が車両の異常に気付きながら運行を継続させていたことが15日、JR西日本への取材で分かった。運転士はドンという異常音を感知したが、小動物に当たった衝撃音と考え、駅員は先頭車両にひびが入り、血のりが付着しているのを確認していた。

 石井啓一国土交通相は15日、運転士が異常音を聞きながら運転指令に報告しなかったとして「判断が適切だったのか。検証するようJR西日本に指示した」と述べた。指示は14日付。

 国交省によると、JR西は内規で、走行中に異常音がした場合、鳥などとの衝突では直ちに停止させる必要はなく、走行を継続するが、運転指令への報告は必要と規定。一方、異常音や煙、異臭などが複合的に発生した場合などには直ちに停止するとしている。

 事故は14日午後2時前後に発生した。JR西は、のぞみ176号を山口県下関市の新下関駅に停車させ、先頭車両の先端に割れを確認。車体に血痕のようなものが付着し、ボンネット内部から体の一部が見つかった。

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