優しいお兄ちゃんの“闇”どこで 新潟女児殺害

 プライドが高く、かんしゃく持ちで、女児への関心の高さが垣間見えた-。新潟市西区のJR越後線の線路で、近くに住む小学2年の大桃珠生(たまき)さん(7)の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑などで逮捕された小林遼(はるか)容疑者(23)は近隣住民らからは「優しい」といった評判を得ていたが、同級生や同僚らには“裏の顔”ものぞかせていた。

 関係者によると、小林容疑者は数年前、勤務先の電気工事会社の社員旅行に行った際、別の社員が連れてきた女児を熱心に相手する姿がみられたという。

 この関係者は「社内でよく一緒にいた社員とは別行動で、珍しいとは思ったが、単に面倒見がいいと思っていた」と振り返る。社員旅行中は女児を頻繁に抱っこするなどしていたといい、「今となってはとても怖い光景に感じる」と顔をしかめる。

 小林容疑者は大桃さんと同じ小針小の出身。その後小針中へと進み、科学技術部に所属。ロボットコンテストで全国上位に入賞したこともあった。この時期には、自宅近くで年下の子と遊ぶ姿がたびたび目撃されていて、近所の女性は「優しいお兄ちゃんだと思っていた」と話す。

 部員らとの関係も良好だったという。ただ、同級生の女性(23)は「社交的ではなかった」と別の一面を明かす。自宅近くの工業高校に進学したが、高校時代の知人も「交際相手はおろか、友達もほとんどいなかったのではないか」と推察する。

 5年前に現在の電気工事会社に入社した後はそつなく仕事をこなしていた。ただ、ミスを指摘されると不機嫌になったり、逆に難しい仕事をこなすと自慢げな態度を取ったりすることがあり、同僚の1人は「プライドが高いと思っていた」と語る。

 4月には別の少女を連れ回した疑いで書類送検されるなど、年少の女性への執着が見え隠れする小林容疑者。これまでの取り調べで、大桃さんや遺族への謝罪の言葉はないという。

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