「触らない痴漢」嫌疑に防衛策は 両手でつり革でもアウト

 ●両手でつり革を持ち続ける

 ●常に腕を組んだままにする

 ●両手でカバンを持つ

 などだが、いずれも「触っていない」ことを証明するためのもの。こうした防衛策も通用しなくなる。

 では、「匂いを嗅いだかどうか」や「いやらしい目で見たかどうか」が裁判の争点になった場合、お互いにどう立証することになるのか。銀座ウィザード法律事務所の代表、小野智彦・弁護士が言う。

 「女性側は『匂いを嗅がれた』という主張だけで戦えるでしょうが、男性側は『嗅いでいない』ということを立証しなければならず、至難の業だと思います。

 かつて、『触れた』容疑をかけられ勾留された人の無罪を証明するために、実際に事件のあったJR埼京線の車両に乗り、証言をもとに2人の立っていた位置の距離をメジャーで測り、手が届くかどうかを検証しました。しかし、触ってもいない痴漢容疑の場合、こうした検証による反論もできません」

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