千葉・9歳女児殺害1年(上)「見せる警戒」で成果 広がる新たな見守り活動

 「おはようございます」、「気をつけていってらっしゃい」-。23日午前7時半ごろ。時折雨がぱらつく中、千葉県我孫子市布佐平和台地区で傘をさして登校する小学生を、街頭の要所要所で見守る大人たちの姿があった。蛍光色のベストや帽子に加え、全員が共通の隊員証を首からぶら下げている。市と市教育委員会、我孫子署などが中心となって昨年10月に発足した「我孫子市子ども見守り隊」のメンバーだ。

 昨年3月の松戸市の小3女児殺害事件で、逮捕された容疑者が通学路の見守り活動に携わっていた保護者会会長だったことに加え、遺体発見現場が我孫子市だったことの衝撃は大きかった。

 事件後、児童や保護者の不安を払拭するにはどうすべきか。市や同署が考えたのは、各自治会や小学校の学区単位で行っていた見守り活動や組織を集約。活動の質や連携を高めることだった。

 同隊は市職員などが面接などを行う登録制の仕組みを採用。また、隊員証があれば、地元だけでなく市内全域で見守り活動に参加できる特徴もある。活動は自由だが、地域によってばらつきが出る活動や、不審者情報の共有などが進む効果が期待される。

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