大阪の車ナンバー盗、ワースト1位 2位愛知の被害3倍…なぜ減らないのか?

 福岡現金強奪で悪用 二次被害警戒

 大阪府内で昨年、自動車のナンバープレートを盗まれる被害が3768件にのぼり、13年連続で全国ワースト1位だったことが2日、大阪府警への取材で分かった。ワースト2位だった愛知の3倍で、全国の被害総数の3割を占めた。4月に福岡市で起きた高額の現金強奪事件など、盗難ナンバーは別の犯罪で使用されるケースが多く、府警は警戒を強めている。

 犯罪の悪循環

 府警によると、府内で昨年発生したナンバー盗は3768件で、前年比389件増。愛知(1285件)や神奈川(1114件)を大きく引き離している。全国の総被害数は1万2629件で、大阪がほぼ3割を占める状況だ。

 大阪は統計が残る平成16年に過去最多の約7800件を記録。以降、減少傾向が続いているが、13年連続で全国ワースト1位となっている。

 なぜ大阪でナンバー盗が後を絶たないのか。

 摂南大の中沼丈晃(たけあき)准教授(地域防犯)は「大阪は全国的にもひったくりや車上狙いなどの街頭犯罪が非常に多い。そうした犯行に使用するためナンバーを盗む悪循環が生まれ、件数の増加につながっているのではないか」と推測する。

 複数切り張り

 盗難ナンバーを悪用した犯罪は各地で起きている。

 福岡・天神の路上で4月中旬、現金約3億8400万円が奪われた強盗致傷事件では、福岡県警が防犯カメラ映像などから逃走車のナンバーを割り出して調べた結果、事件とは無関係とみられる男性が車両登録していたことが判明した。犯行グループが男性の車から盗んだナンバーを付けたとみられる。

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