「俺についてこい」タイプの“クソ真面目職員”がハマったワイロの罠

 実は、竹内容疑者と堀本容疑者の疑惑は逮捕事実だけに留まらない。

 堀本容疑者が道路建設課長補佐になった23年7月以降、大成組は逮捕容疑の工事を含めて6件(総額6160万3千円)の道路工事を落札。そのうち4件が最低制限価格と同額での落札で、入札情報の漏洩疑惑がささやかれているのだ。

 市によると、市が発注する工事の入札では、公告に合わせて工事で使う資材などを示した「設計図書」を公開している。しかし、一部の資材は単価が公表されておらず、最低制限価格を算定する根拠となる設計金額をピタリと当てることは、資材の価格動向などの研究を重ねた業者でないと難しいという。

 近年、公共工事をめぐっては、受注を狙う業者が精いっぱいの安値で応札する「叩き合い」が過熱する傾向にある。確実に受注するためには、最低制限価格と同額の応札がベストとされ、実際に最低制限価格と同額で応札する業者も増えているといわれる。

 ある業界関係者は「発注側から工事価格を聞き出すことに成功すれば、受注への大きなアドバンテージになるのは間違いない。業者の立場からすると、30万円の賄賂を渡して価格が聞き出せるのなら、安い買い物だろう」と話した。

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