「俺についてこい」タイプの“クソ真面目職員”がハマったワイロの罠

 近くに住む男性(65)によると、休日には自治会の仕事を率先して手伝い、地域のスポーツクラブで子供たちに卓球の指導をすることもあった。男性は「何事にも『クソ』がつくほど真面目に取り組む男」と印象を語り、堀本容疑者が定年退職後に地域のために働きたいと語っていたことを明かした。

 一方、市議の一人は「堀本容疑者には強気な表向きの顔以外に、弱気な顔があった」と指摘する。課長就任後に「いろいろな人から地元の道路工事をやってくれと頼まれるのがしんどい」と愚痴を漏らすこともあったといい、事件を起こした背景を「仕事の重圧に追い詰められ、どこかでストレスを発散したいという気持ちがあったのでは」と分析する。

 堀本容疑者は調べに、受け取った賄賂について「パチンコなどの遊興費に使ったら、いつの間にかなくなってしまった」と供述。捜査関係者の一人は「借金はなく、金に困っていた様子もない。業者が金をくれるというから、深く考えずにもらってしまったのではないか」と分析し、軽はずみな犯行との見方を示した。

 業者に黒い噂絶えず

 一方、竹内容疑者は、業界内で長らく不審な目で見られていた。同市内の土木工事業者の関係者は「大成組は、昔から市職員に賄賂を贈っているのではないかと噂が絶えない会社で、付き合いを避けていた」と打ち明ける。

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