「俺についてこい」タイプの“クソ真面目職員”がハマったワイロの罠

 さらに、課長は全ての工事の設計資料を見ることができるほか、工事の発注権限も持つため、県警は竹内容疑者が大成組の受注を増やそうと、堀本容疑者の異動・昇任を機に働きかけを強めたとみている。

 評判上々…借金もなし

 高い規範意識が求められる市幹部の堀本容疑者は、なぜ働きかけに応じてしまったのか。

 市によると、堀本容疑者は土木工事を扱う民間会社を経て平成3年、31歳のときに土木系技術職員の経験者採用で市に採用された。15年に道路工事関係の部署に異動すると、以降は13年間にわたって“道路工事畑”一筋。必然的に業者の知り合いも多かった。

 仕事熱心で、勤務中には「そのやり方は違う」と部下を叱る声が室内に響くこともあった。同僚職員の一人は「最近珍しい『俺についてこい』というタイプ。現場でトラブルがあれば部下を連れてすぐに駆けつけるなど機敏に対応し、組織から全幅の信頼を置かれていた」と話す。

 地元住民からの評判も悪くなかった。

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