「俺についてこい」タイプの“クソ真面目職員”がハマったワイロの罠

 竹内容疑者が受注を狙ったのは、同月31日に開札が予定されていた市道整備工事の一般競争入札。堀本容疑者は同月1日に道路建設課長補佐から道路整備改善課長に異動・昇任したばかりだったが、竹内容疑者とは約10年前から付き合いがあり、いわば昵懇(じっこん)の仲だった。

 電話を受けた堀本容疑者は、前任者からの引き継ぎ書類を見て、最低制限価格の算定基準となる設計金額を漏洩(ろうえい)。その後、同月下旬には大成組の事務所に自ら赴き、謝礼として現金約30万円を直接受け取ったという。

 開札当日の同月31日。市内の23社が参加する中、大成組は最低制限価格と同じ986万9千円で応札した。他に3社も同額で並んだが、抽選の末、最終的には大成組が落札。抽選に不正はなかったものの、県警は情報提供をもとに内偵捜査を進め、今年9月12日に両容疑者を贈収賄容疑で逮捕した。

 竹内容疑者は調べに、「(堀本容疑者が)工事をよく扱う部署に異動し、課長にも昇任したので、情報を教えてもらいたかった」と供述。市によると、堀本容疑者が課長に就いた道路整備改善課の発注工事件数は年間約150件で、前任の道路建設課の60件の2・5倍に及ぶという。

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