青森ねぶた祭に水をさす「ガムテープで場所取り」の“えげつなさ”

 【日本の議論】

 青森市民が1年で最も熱く燃える東北4大祭りの一つ「青森ねぶた祭」が8月2日から始まる。7日までの6日間にわたって、勇壮な武者人形がみちのくの短い夏の夜空を焦がし、「ハネト」と呼ばれる踊り手が「ラッセラー、ラッセラー」の掛け声とともに躍動する。

 今や、世界に誇る日本の火祭りとして海外にも遠征する祭りとなっているが、毎年、祭りが始まるこの時期になると不愉快な出来事に出くわす。

 それは、ねぶたが通る県庁前の国道4、7号の歩道での場所取りだ。歩道に直にガムテープを張り、しかもご丁寧に名字もガムテープできれいにかたどって、まるで「ここはウチの陣地。立ち入り禁止」と言わんばかりなのだ。大きい物では4畳半ぐらいの広さもあり、あっけにとられる。

 国道に面している歩道で、しかもみんなが共有する場所で、まさに傍若無人の振る舞いではないか、と思い、国道を管理する国土交通省東北地方整備局青森河川国道事務所に尋ねてみた。

 担当者いわく。「毎年、祭りが始まる前にパトロールをし、確認できた場合はその都度、はがしています。ただ、はがしてもまたすぐ張るのでイタチごっこのような状態です」と対策に頭を抱えている。

 ガムテープなので、雨が降ると歩行者や自転車が滑って転び、けがをする恐れもあるのだ。「確かに危ないので、ぜひやめてほしいのだが…」と担当者。担当者によると、ガムテープをはがしたことによるトラブルはなく、けが人も出ていないというが、せっかくの祭りに水を差すことは言うまでもない。

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