【衝撃事件の核心】振り込め詐欺は絶対許さん!特殊部隊がアジト急襲 40人を一網打尽

 振り込め詐欺などの特殊詐欺グループが「のれん分け」して増殖するケースが止まらない。警視庁が特殊部隊を投入し一度に最多40人を摘発した詐欺グループのトップは以前、別の詐欺グループに末端構成員として参加していたことが判明。詐欺グループ内でノウハウを学んで独立し、系列グループが増殖していく構図が明らかになった。準暴力団などの元暴走族グループの人脈も活用されており、警察当局はあらゆる手を尽くし、組織の中枢に迫っていく。

■響き渡る破裂音、捜査員が一斉に突入

 JR新大久保駅から西へ数百メートル、オフィスビルやマンション、ホテルが雑多に建ち並ぶ一角に、詐欺グループがアジトとしていた雑居ビルはあった。ビル3階の窓ガラスは、無残にも割られ、警視庁と詐欺グループの壮絶な攻防を物語っていた。

 6月16日午前、ビル周辺に破裂音が響き渡るとともに、警視庁の特殊部隊が一斉に乗り込んだ。

 同じころ、台東区内や目黒区内などのビルにも一斉に捜査員が進入。過去最大規模の摘発が行われた。

 ビルのなかから捜査員が連れ出したのは、男女総勢40人。いずれも詐欺や詐欺未遂の疑いで逮捕された。

 摘発されたのはすべて同じトップを頂く特殊詐欺グループ。一度の摘発人数としては過去最多だ。捜査2課は、台東区内のビルをアジトとしていた大野春水(しゅんすい)容疑者(27)=詐欺容疑で逮捕=が詐欺グループを主導したとみている。

■トップはかつて「キング」と呼ばれた男の部下 

 詐欺グループのトップは、かつて「キング」と呼ばれた男のもとで、大型の振り込め詐欺事件の末端構成員として関わっていた。

 大野容疑者は20億円以上を全国の被害者からだまし取っていたとみられる。この大野容疑者が以前、所属していたのが平成20年に組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑などで摘発された30代男、通称キングだ。

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