誰もが恐れていた「再犯」…メッタ刺しの凶行に蘇った舞鶴事件の記憶:イザ!

2014.11.18 12:15

誰もが恐れていた「再犯」…メッタ刺しの凶行に蘇った舞鶴事件の記憶

■ほんの数ミリで致命傷に

 曽根崎署によると、女性は胸や顔など11カ所を刺されていた。一命は取り留めたが、瀕死の重傷だった。特に首に2カ所あった傷は、数ミリずれていれば頸動脈(けいどうみゃく)を損傷していたという。

 強固な殺意がうかがえそうだが、中容疑者は調べに対し「女性に殴られた」と正当防衛を主張しているという。

 事件の背景については「女性との間に金銭トラブルがあった」と供述。一方、中容疑者の周辺を取材すると、事件直前は金銭的に困窮していた状況が浮かび上がる。

 関係者によると、窃盗罪での服役を終え、刑務所を出所したのは今年9月末。10月から西成区内の家賃月額4万2千円のマンションで新生活を始めた。住人の大半は生活保護受給者で、中容疑者も入居に際し、受給を申請したという。

 「飯を食う金もない。3千円でも5千円でもいいから、金を貸してくれ。(生活)保護が出たら返す」

 同じマンションに住む男性(64)は、いきなり部屋を訪ねてきた中容疑者に、こう持ちかけられた。「相当切羽詰まった様子だった」が、「(もともと)取っつきにくく、一癖ありそうな印象で、かかわりたくないと思っていたので、断った」と明かす。

 また、携帯電話を持っていなかったといい、電話の必要があるときに近所の公衆電話を使っている姿がよく見かけられたという。

 「(逮捕時は)げっそりとやせていた。食べ物に困っていたのは事実だろう」とある捜査関係者。逮捕後はしっかりと食事、睡眠を取っているという。

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