【衝撃事件の核心】宝塚市に「テロ対策1千万円」使わせた 中学同級生の「遊び心」大きな代償

 配水池は、高さ約2メートルのフェンスで囲われている。浄水場からの水道水を一時的にため、周辺約400世帯に供給していた。貯水槽の点検口は60センチ四方で、ゴムボートはそのままでは入らない。内部でふくらませたとみられる。

 フェンスは工具のようなもので切断され、点検口は南京錠で施錠されていたが、破壊されていた。

 配水池の内部には貯水槽(縦4メートル、横7メートル、深さ約4メートル)が2つある。このうちの1つに侵入の痕跡があったのだ。

 市によると、内部は照明はなく、真っ暗。遊ぼうにも何も見えず、何ら楽しくはないはずだ。市の担当者は立地について「大阪平野が一望できるほど見晴らしがいい」と話す。眺望は最高だが、当然、貯水槽の中に入っては何も見えない。

 市は昨年6月、兵庫県警宝塚署に被害届を提出した。

■侵入者は同じ中学出身の少年4人

 市はゴムボートの発見後、すぐに貯水槽の水質検査を実施。残留塩素の濃度に問題はなく、殺菌されたとみられるが、内部を洗浄し、もう1つの貯水槽から給水を続けた。市は「幸いにして影響がなかった」とみている。

 そして、事件発覚から1年近くたった今年5月、県警少年捜査課と宝塚署は、水道汚染と建造物侵入容疑で、同県伊丹市や宝塚市などの16~17歳の少年4人を逮捕した。

 逮捕容疑は、事件の発覚からさらに1年近く前の平成24年7~8月、月見ガ丘配水池に侵入し、貯水槽にゴムボートを浮かべた上、泳ぐなどし、水道水を汚したとしている。

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