【衝撃事件の核心】宝塚市に「テロ対策1千万円」使わせた 中学同級生の「遊び心」大きな代償

 兵庫県宝塚市平井山荘の水道施設「月見ガ丘配水池」で昨年5月末、貯水槽にゴムボートが浮かんでいるのが見つかった事件で、兵庫県警は今年5月、水道汚染と建造物侵入の疑いで同県伊丹市や宝塚市などの16~17歳の少年4人を逮捕したと発表した。

 4人とも容疑を認め、貯水槽を「秘密の遊び場」として、野外でキャンプするかのごとく“アウトドアライフ”を満喫していたようだ。だが、地域の住民らからは「水道水を汚す迷惑行為を顧みず、箱のような真っ暗な貯水槽で泳いで、一体何が楽しいのだろうか」と、事件発覚から1年が経った今も怒りの声が上がっている。

 この騒動をめぐっては、一つ間違えばテロ行為にもつながるとして、市が1千万超の税金を投入し、防犯体制を強化する事態にも発展した。少年らの「遊び心」の代償は極めて大きい。(桑村朋、竹内一紘)

■ゴーグル、サンオイルも

 「だれかが泳いでいた水を飲んでいたとしたら気持ち悪い」

 「毒でも入れられていたら」

 水道水をため込んだ貯水槽への侵入事件が発覚した当初、周辺住民は不安に陥っていた。

 平成25年5月30日午後1時半ごろ、貯水槽を点検のため市職員と業者が点検口を開けたところ、全長約2メートルのオレンジ色のゴムボートが浮かんでいるのが見つかった。オール2本もついていた。

 さらに、周囲のバルブには、短パンやゴーグル、テント、サンオイルなどが詰め込まれていたのが見つかった。

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