インデックス粉飾、関連80社で「循環取引」 十数回、会長主導:イザ!

2014.5.30 10:34

インデックス粉飾、関連80社で「循環取引」 十数回、会長主導

 経営破綻したゲーム制作会社「インデックス」(東京都世田谷区)の粉飾決算事件で、同社が約80の関連会社を使って「循環取引」を行っていたことが29日、関係者への取材で分かった。十数社間を2日間で資金が移動した取引も複数回あり、東京地検特捜部は同社が粉飾決算を発覚しづらくするため複雑な経理操作をしていたとみて、調べを進めるもようだ。

 特捜部は容疑を裏付けるため同日、同社会長の落合正美容疑者(54)=金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕=の世田谷区の自宅などを家宅捜索した。

 関係者によると、同社は平成22年ごろから循環取引を開始、25年までに確認できるだけで少なくとも十数回行われていた。利用された関連会社は計約80社に及び、実体のないペーパーカンパニーも含まれていた。

 24年3月下旬に行われた取引では、インデックスから関連4社へ「顧問料」などの名目で計1億6千万円が支払われた。一方、4社から別々の会社へほぼ同額が支払われ、さらに数社を介して別の4社からインデックスへ「売掛金支払い」などで計1億5千万円が支払われた。この取引では計12社が利用されていた。

 一連の循環取引は落合容疑者が主導する形で行われていたという。同社の資金繰りを知る関係者は「カネの流れが複雑過ぎて、取引の全容を把握するのは難しい」と話している

■循環取引

 複数の企業間で、実際に商品を動かさずに帳簿や伝票上だけで売買などが行われたことを装う取引。売り上げを容易に水増しすることができるため成長性のある企業と仮装でき、金融機関からの融資や株式の価格や発行条件を有利に導ける。有価証券報告書に虚偽の内容が記載されることになるため、金融商品取引法に抵触する。ベンチャー企業の決算で悪用されやすいとされる。

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