秋葉原で恐喝事件 目撃者の通報はゼロ…被害男性「誰も助けてくれない」

 ■「逆恨み困る」…通報にためらい、警察への不信感も

 家電量販店のほか、電機部品、ゲームやアニメの専門店、メイド喫茶などが集まり、「オタクの聖地」として知られる秋葉原。今回のような凶行を目撃した場合、通報したり、助けに入ったりという行動は取れるだろうか。

 「怖くて、通報できない気持ちは分かる。自分もしないかもしれない」。5月中旬、秋葉原に友人と買い物に来たという男子高校生(17)はこう打ち明ける。恐喝の対象が自分に向かうのが怖いという。

 大通り沿いの電気店の男性店員も「逆恨みされ、店に矛先を向けられても困る」と悩む。秋葉原に10年以上通う30代の男性会社員も「パソコンを買うために8万円を持ち歩いていたときは、自分が狙われないかとドキドキした。自分なら通報する」と話す一方で、「しつこく職務質問してくる警察官にも不信感がある」と打ち明ける。

 秋葉原で10年近くメイドコスプレ店などを経営する40代の男性店長は、男性客から最近、人気アイドルグループAKB48のメンバーの名前などを刺繍(ししゅう)した特攻服姿で歩いていたら、「粋がってるんじゃない」と路上で土下座させられたことがあったと聞かされた。

 男性店長は「オタク系の男性は弱そうな人が多く、恐喝されたことを怖がって通報しないのではないか。職務質問されるオタクも多く、警察全体への不信感から通報をためらうということもあるかもしれない」と分析する。

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