【衝撃事件の核心】未解決のまま4年 島根女子大生バラバラ殺人、死後にも「傷」が…

 発展途上国を支援する活動を熱心に行い、将来への夢を膨らませていた女子大生の無念は計りしれない。島根県浜田市の県立大1年、平岡都さん=当時(19)=の切断遺体が広島県北広島町の山中で見つかった事件は、未解決のまま4年が過ぎた。

 両県警の合同捜査本部は延べ約19万人もの捜査員を投入した。しかし、殺害場所は特定できておらず、死後の切断胴体に刃物で傷をつけるなど猟奇的犯行をうかがわせた不気味な犯人の影もいまだ見えない。

 ■事件現場、今はひっそりと

 島根、広島の両県境付近にある臥龍(がりゅう)山(標高約1223メートル)。平岡さんが通っていた県立大のある島根県浜田市から車で約50分の距離。途中、ガードレールがなく、車1台でやっと通れるほど狭い道を過ぎて山頂に着くと、車数台が駐車できる転回場と呼ばれるスペースがある。

 転回場の下側約10メートルの斜面で平成21年11月、キノコ狩りに来ていた男性が平岡さんの頭部を発見した。その後、近くの斜面で大腿(だいたい)骨の一部や手足のない胴体部分などが見つかった。

 《平成21年10月26日から11月6日までの間に臥龍山に登った人、又は登った方を知っている人を探しております》

 バラバラに切断された女子大生の遺体が断続的に発見されるという異常な展開をみせた事件だが、転回場付近は今、情報提供を求める看板と花束があるだけで、凄惨な事件の面影はすっかり消えている。

 地元住民によると、付近一帯は11月になると雪化粧になるという。住民の一人は「夜間は真っ暗で、地元の人でも行くのが怖い。一度でも訪れたことがなければ、入山することすら思いつかないのではないか」と話した。

 時の経過は、捜査にも暗い影を落としている。

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