アレフ元代表、「麻原死刑執行」は“神格化”招く恐れある:イザ!

2013.8.11 12:15

アレフ元代表、「麻原死刑執行」は“神格化”招く恐れある

【再び忍び寄るオウム・番外編】(4)

 地下鉄サリン事件(平成7年)など凶悪テロ事件を引き起こしたオウム真理教の後継団体「アレフ」。近年、一連の事件を知らない若者をターゲットに勧誘を繰り広げ、勢力を拡大しつつあるが、平成19~21年に代表を務めた野田成人(46)がインタビューに応じ、教団入信時からの活動や「武装化」など教団の実態について語った。地下鉄サリン事件直前にオウム真理教教祖、麻原彰晃(しょうこう)(58)から幹部に抜擢(ばってき)され、教団から追放された現在は信仰を捨て、貧困者支援に取り組んでいる。野田が考えるオウム問題とは、何なのか。(小野木康雄)

武装化で世界をひっくり返せるわけないじゃん

 --東大理学部物理学科に在籍していた20歳のころに入信しているが、きっかけは何だったのか

 「麻原の本の中にあった解脱や輪廻(りんね)という考えが斬新でした。昔の日本仏教は神仏習合とか生まれ変わりとか、漠然とした見えないものに対する信仰があったが、戦後の教育や思想からはなくなった。そんな中で麻原の理論は明確だ、と。僕はノーベル物理学賞を目指して勉強していたが、ある研究者にどうしても勝てないと思いました。それが苦しくて…。絶対的なものにすがるしかなかった」

 --なぜ信じてしまった

 「米ニューヨークに教団支部を作る計画に僕も誘われ、自分が選ばれたというプライドを感じました。物理をあきらめる代償に、『一切の魂を救済する』という大きな夢を麻原に託し、一緒に見ていました」

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