上祐史浩氏「私にはカリスマ性がある。だから私が引っ張り、オウムを超える」

【再び忍び寄るオウム・番外編】(3)

 地下鉄サリン事件(平成7年)など凶悪テロ事件を引き起こしたオウム真理教の後継団体「ひかりの輪」代表でオウム真理教元最高幹部、上祐(じょうゆう)史浩(50)。インタビューでは、かつて帰依した教祖、麻原彰晃(しょうこう)(58)からの脱却を主張する一方で、一連の事件を知らない若者の獲得を進めているもう一つの後継団体「アレフ」の勧誘を「覆面」と強く批判し、事件への「反省」を強調した。しかし、オウム真理教の元最高幹部が再び、新たな宗教団体を率いることへの違和感をぶつけると-。(小野木康雄)

 宗教やりたいから続けている

 --今年1月、あなたの著書「オウム事件17年目の告白」(扶桑社)の出版を記念したトークイベントで、ひかりの輪を続けることが批判された

 「私は宗教をやりたいから続けているのであって、やる以上は被害者に賠償し、社会的責任を果たしていく。宗教アレルギーが強い一般の人は『なぜ宗教で失敗したのに解散しないの?』と考えると思うが、私たちは『宗教は悪くない。麻原の中にも良い所はあった』という前提。オウムの悪い所をなくして、良い所は麻原から脱却、自立する形で生かしていきたいと思っています」

 --矛盾していないか

 「私たちは麻原を通じて、いろんな宗教の寄せ集めを勉強したような部分もある。それは、悪くなかっただろうと。麻原を神格化したのがまずかったのだという考え方です」

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