ジュニアアイドルが受けた性的被害 親の借金「やめられなかった」

事情を知りつつも

 「ジュニアアイドルにならないか」。15歳以下の小中学生に街中でこう声を掛けてスカウトし、露出度の高い水着を着せてわいせつなDVDを撮影・販売する手法は「着エロ」と呼ばれ、主に女児が被害に遭っている。

 児童買春・ポルノ禁止法による摘発事例はある。しかし、わいせつ性の線引きが難しかったり、抵抗できない子供が被害者のため告訴が少なかったりして摘発できないケースもある。こうした中で、法の隙間をかいくぐるように違法性ぎりぎりの商品が制作・販売され続ける。

 アイドル業界の関係者は「一時は摘発が厳しくなり児童を使うのを控えるケースもあったが、今でも実態は変わらない」と実情を明かす。「貧困など家庭の問題を抱えた子たちが被害に遭っている。撮影現場は強制わいせつの犯罪現場そのものだが、親は事情を知りつつも子供を応援する、との名目で許容している」

 背景にあるのが、児童のわいせつDVDを購入する大人の存在だ。

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 元気に学校に通っているはずの子供たちが大人の事情によって性的搾取のターゲットにされている。3回にわたって現状と課題を追う。

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