明日海りお、10月主演ミュージカルで女モーツァルト挑戦

 元宝塚歌劇団花組トップスターの女優、明日海りお(35)が、主演ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」(10月10~31日、東京・東池袋の東京建物Brillia HALL)でモーツァルト役に初挑戦することが4日、分かった。誰もが知る天才音楽家が実は女だったという奇想天外な作品。宝塚時代、男役として頂点を極めた明日海は「誰よりもリアルに、自身とリンクして演じられる」と“男女一役”に燃えている。

 宝塚のトップスターとして存在感を放った明日海が、男と女を見事に“使い分けて”アマデウスの波瀾(はらん)万丈な生涯を華麗に体現する。

 「マドモアゼル・モーツァルト」は、漫画家、福山庸治氏(70)の同名コミックスが原作で、「モーツァルトが実は女だったら?」というフィクションをミュージカル化。天から音楽の才能を授かった少女・エリーザが、女性が音楽家になれなかった時代ゆえ、男の子“アマデウス・ヴォルフガング・モーツァルト”として育てられ、時代の寵児となる物語。父に男として育てられた葛藤や偽って結婚した妻との関係、本来の自分との間で苦悩する姿をドラマティックに描き出す。

 同作は1991年に初演され幾度も上演されてきたが、誕生30年を迎えた今年、“明日海版”の製作が決定。2003年に宝塚に入団し、14年5月から5年半、花組のトップスターとして活躍してきた“男装の麗人”は19年11月に退団後、女優に転身。放送中のNHK連続テレビ小説「おちょやん」で昭和の美人女優を演じて話題になり、まさに“男女一役”のモーツァルト役は適任だ。

 製作の東宝は起用理由について「カリスマ性と内面の繊細さ、男性の姿でも女性の姿でも圧倒的に魅力的であること」と大絶賛する。

 明日海は今年2月に宝塚時代にも演じたミュージカル「ポーの一族」で女優転身後初舞台を踏んだが、今作は退団後初のオリジナルミュージカルとなる。トップスターのスキルを存分に発揮するにあたり、「宝塚時代に葛藤などなしに好き好んで男役を演じておりました」とお茶目に振り返りつつ、「エリーザが初めてドレスに身を包むときの恥じらいや、女性として扱われたときに目に映る景色は、きっと誰よりもリアルに、自身とリンクして演じられるのではないか、と楽しみにしております」と意気込む。

 「難関への挑戦が目白押し」という“女モーツァルト”は当たり役になりそうだ。

★キャストに平方元基&古屋敬多

 明日海の脇を固めるのは、実力を備えたイケメン俳優2人。モーツァルトを敵視しながらも、エリーザの美しさに惹かれてしまう宮廷作曲家のサリエリ役に「エリザベート」や「ローマの休日」など人気ミュージカルに多数出演してきた平方元基(35)が決定。また、モーツァルトの友で俳優、劇場支配人、脚本家など多彩な顔を持つシカネーダー役に、音楽活動、舞台とマルチに活躍する男性3人組ユニット、Leadの古屋敬多(32)が決定した。

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