こんなGWこそ自宅でじっくり楽しむ 名作再び、おすすめ映画10作品を紹介

 古典はもちろん、SF、ドキュメンタリー、コメディーからアニメーションに至るまで、最近の話題を織り交ぜながら、古今東西の名作映画10本を幅広く選びました。コロナ禍を、興奮、感動、爆笑で乗りきりましょう。(岡田敏一)

これぞ一級の娯楽 七人の侍(1954年)

 あまりにも有名過ぎて、勝手に見た気になっている人も少なくないのではないか。文字通り日本映画の不朽の名作「七人の侍」(1954年、黒澤明監督)。DVD2枚組みで、前・後編合わせて計約3時間半という超大作だけに、長期間のステイホームを強いられる今こそ、じっくり腰を据(す)えて鑑賞することを強くおすすめしたい。

 野武士の襲撃から村を守るため、農民たちが7人の侍を雇う。リーダー格の浪人、島田勘兵衛(志村喬(たかし))をはじめ、農民出身なのに侍と偽り仲間に入る菊千代(三船敏郎)、裕福な武士家系出身の若き浪人、岡本勝四郎(木村功)ら、考え方もキャラクターもバラバラな7人が農民たちと団結し、野武士と対決する。

 農民出身の菊千代が「農民が侍を雇わねばならないのは結局、侍が農民から搾取してきた結果である」との矛盾を指摘したり、他人の家まで守れないと憤(いきどお)る農民に勘兵衛が「人を守ってこそ自分も守れる。己のことばかり考えるやつは、己をも滅ぼすやつだ!」と一喝(いっかつ)したりするなど、名場面と名せりふの洪水…。

 娯楽映画の面白さがすべて詰まった一分の隙もない作風に、時間がたつのを忘れること間違いなしだ。

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