朝ドラおちょやん、亡命に向かう高城百合子にネット「ソ連に行っても…」「ソ連は寒いよ」

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」の第78話が24日、放送され、女優・井川遥演じる高城百合子のセリフがネットで話題になった。この日、ツイッターでは「高城さん」がトレンドに入り、「素敵」「グッときた」などの感想が相次いだ。

 喜劇俳優で劇作家でもある2代目渋谷天外さんの妻で、松竹新喜劇の女優だった浪花千栄子さんの半生をモデルに、大正から戦後の激動の時代に女優の道をいちずに歩んだ女性の姿をフィクションとして描く同作。主人公の天海千代役を女優・杉咲花が演じる。

 ドラマは現在「お母ちゃんて呼んでみ」(76~80話)が放送されており、第77話(23日放送)で、千代の前に、百合子が鶴亀撮影所で助監督をしていた小暮真治(若葉竜也)とともに現れた。

 百合子は、千代が大阪・道頓堀の芝居小屋で目撃して以来、憧れ続ける大女優。その美貌と情熱的な演技で観客を魅了し、芸術のために自由な人生を突き進んできた。まだ芝居茶屋で女中をしていた千代に女優になるよう勧めたこともあり、千代は彼女から大きな影響を受けてきた。

 驚くことに、百合子と小暮は結婚しており、芝居ができる場所を探しながら、全国を回っていると説明。大阪から東京へ戻る列車が雪で足止めを食らってしまい、天海家にやってきたのだといった。2人は列車が動くまでここに泊めてほしいと頼み、千代の夫である一平(成田凌)もこれを快諾した。しかし、第78話で2人の真実がわかる。2人は、時勢に逆らった芝居をしたことで特高警察に目を付けられてしまい、ソ連に亡命しようとしていたのだった。

 これを知った千代は百合子に思いとどまるよう説得。そして、自身が所属する「鶴亀家庭劇」で一緒に喜劇をやらないかと誘った。しかし、百合子は戦争に乗じて観客に媚を売るような芝居はしたくないといい、千代たちがやっていることを「最低のお芝居ね」と切り捨てた。さらに、「私はいつだって命がけで演じてきた。だからこそ、本当に自分がやりたいと思う芝居以外はやりたくないの!」と訴え、一緒にソ連に行かないかと千代を誘った。

 千代は、自分は喜劇役者だと胸を張った。そして、「そやさかい、お客さんに喜んでもらえたらそれでよろしいねん。お涙ちょうだいやろうと、媚び売ろうと、それでお客さんが喜んで笑ってくれはったら、うちはそれで満足してしまいますねん。それがうちがやりたいお芝居なんだす」といい、これからも道頓堀で芝居を続けることを誓った。

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