韓国芸能界いじめ告発の根源は「妬みと恨みの文化」 女子バレー人気双子姉妹の騒動が発端、徴用工や慰安婦問題に通じる“蒸し返し”

 今、韓国で“いじめ”をめぐって大騒動が起きている。“#MeToo”ならぬ、いじめを告発する“#暴Too”が社会現象となり、続々と有名タレントの告発が続いているのだ。芸能文化評論家の肥留間正明氏が、その根底に渦巻く病巣をあぶり出す。

 今年2月、韓国の人気男性8人グループ「Stray Kids」のヒョンジン(20)が、中学時代の暴行や暴言をネットで告発された。所属事務所が謝罪し、ヒョンジンは活動休止に追い込まれた。

 女優のパク・ヘス(26)や俳優のチョ・ビョンギュ(24)も相次いで告発され、ドラマの放送が延期されるなどの事態に。ただ2人とも「事実無根」と主張している。

 いじめ告発のきっかけは2月、韓国のバレーボール五輪女子代表だったイ・ジェヨンとイ・ダヨンの人気双子姉妹が過去のいじめを告発されたことに端を発する。2人は中学時代にバレー部員をナイフで脅迫、「罰金」名目でカネを要求したと暴露されたのだ。CMが打ち切られ、代表資格まで剥奪された。

 いじめ告発は芸能界に拡大、有名芸能人の過去のいじめを蒸し返して暴露する書き込みが続発しているのだ。

 K-POPガールズグループ、APRILのイ・ナウン(21)はグループ内のいじめや学生時代の暴力などを告発され、広告は打ち切り、ドラマは降板、出演番組は再編集される事態になっている。

 韓国の芸能通は「テレビ局は、タレントの問題に巻き込まれたくないので、降板させてタレントを差し替えるか番組を打ち切る措置をとり、触らぬ神にたたりなしの姿勢」と指摘する。

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