NHK「おちょやん」若村麻由美演じる山村千鳥再登場にネット沸く「紫のバラの人?」

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」の第50話が12日、放送され、女優・若村麻由美演じる山村千鳥の存在感がネットで話題となり、放送後、視聴者からのコメントがSNSに相次いだ。

 喜劇俳優で劇作家でもある2代目渋谷天外さんの妻で、松竹新喜劇の女優だった浪花千栄子さんの半生をモデルに、大正から戦後の激動の時代に女優の道をいちずに歩んだ女性の姿をフィクションとして描く同作。主人公の竹井千代役を女優の杉咲花が演じる。

 この日は第10週「役者辞めたらあかん!」(46~50話)の最終日。初代天海天海(茂山宗彦)の息子、一平(成田凌)が座長を務める「鶴亀家庭劇」の公演が始まったが、舞台では“アドリブ王、須賀廼家千之助(星田英利)がやりたい放題で、千代ら座員たちは振り回され続け、なす術がなかった。公演2日目、楽屋に姿を見せた千之助は千代たちの姿を見るなり、「クソ以下」とこき下ろし、本番では何もするなと釘をさした。そんな千之助に千代が反発。その流れで千之助から喧嘩を売られてしまい、千代は舞台上で千之助よりも笑いを取ると宣言してしまう。千之助はこの勝負で「わしが勝ったら…この家庭劇の座長にさしてもらおうか」と要求。一平もこれを受け入れ、座長の地位を賭けた大勝負の幕が上がった。

 だが、2日目以降も千之助の変幻自在のアドリブに歯が立たず、勝負は千之助一人勝ちの様相だった。打つ手がない千代たち…。そんななか、第49話(11日)で、千代の師匠である千鳥が座員たちの前に現れ、千之助に勝つことばかりを考えている千代たちに喝を入れた。「演じるということは、役を愛した時間そのものなのよ!」という千鳥の助言をきっかけに、千代たちは、自分が向き合うべきなのは千之助ではなく、それぞれが演じる役だということに気づく。その晩、千代をはじめ、座員の高峰ルリ子(明日海りお)、小山田正憲(曽我廼家寛太郎)、石田香里(松本妃代)は、自分の役の人物像を掘り下げ、イメージを膨らませていった。

 そして、第50話で迎えた千秋楽。客席は千之助目当ての客で満席だ。物語が進み、千之助が毎回、アドリブを繰り出し大暴れするシーンになった。いつもなら千之助のアドリブに振り回されて終わる千代たちだったが、この日は違った。千之助が繰り出すアドリブに必死に食らいつき、主導権を渡さず、自分たちの芝居に引き込んでいった。ラストは泣いて笑える喜劇となり、客席からは盛大な拍手が送られた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ