「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」 作家・半藤一利さん訃報直後の放送で意外な関係見つけ「忘れがたい初回」に

 【TV視てますか?】

 コロナ禍による緊急事態宣言が再発令され、どうにも嫌な感じで始まった2021年だが、「テレビ視てますか?」と問いかける側に立たせてもらっている以上、「ドラマなんか見ている場合じゃない」とは口が裂けてもいえない。

 とはいうものの、今季はとにかく「準備不足」。13日はNHK『ニュースウオッチ9』で文芸春秋OBの作家、半藤一利さんが亡くなられたことを知ったが、半藤さんは夏目漱石の義理の孫でもあるのにニュースはそのことには触れなかったなと思いつつ、10時になると、チャンネルを日本テレビに合わせた。新ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』だ。

 「ウチカレ」と略されることを想定した今風タイトル。画面の右柱に〈恋愛小説家の母&オタクの娘〉、左柱に〈トモダチ母娘のラブストーリー〉とサブタイトル(?)の出し方も今風。

 なので、最初は気づかなかったのだが、菅野美穂が演じるタワーマンションに住む44歳の天然のシングルマザーはかつて「恋愛小説の女王」と呼ばれ、「早稲田大学卒」という設定。

 そして、幼なじみの老舗たい焼き屋の2代目店長に沢村一樹。

 ここで脚本は誰が手がけているのか、しばし考えてみる。早大卒で「恋愛ドラマの女王」といわれた脚本家は北川悦吏子だ。一方、沢村と菅野の組み合わせは岡田惠和が手がけた朝ドラ『ひよっこ』を思わせる。

 2人とも今季、新作を書くと風の噂に聞いていたが…、確認したところ、本作は北川脚本と分かった。北川は朝ドラ『半分、青い。』以来か。今回も、私小説風ないし自伝風の内容となるのかな。

 と、思いつつ見ていたら、沢村の父で先代の店主役は中村雅俊。そう『半分、青い。』のおじいちゃんだ。これで北川脚本と納得したが、菅野の新しい担当編集者となるイケメン(ロックバンド「アレクサンドロス」の川上洋平)の役名が「橘漱石」と分かり、びっくり。さらに文学好きの親が命名し、兄は「鴎外」だとか。半藤さんの訃報を聞いた直後だけに、忘れがたい初回となった。 (新橋のネクタイ巻き)

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