日本初!最優秀アニメーション作品賞受賞「泣きたい私は猫をかぶる」

 長編アニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」(佐藤順一、柴山智隆ダブル監督)が、このほど開催された「Asian Academy Creative Awards(AAA’s)」で日本初となる最優秀アニメーション作品賞を受賞した。

 アジアとオセアニアの各国で制作された映像コンテンツを審査し、全40のカテゴリーでナンバーワンを決定する国際賞レース。アニメ界の重鎮、佐藤監督はこんなメッセージを寄せている。

 「主人公の美代は中学生の少女。大人たちの事情で固められた日常の中で自分の“生きにくさ”を気づかないようにうまくスルーして明るく振る舞っている。その行為こそが“猫をかぶる(仮面かぶる)”こととして描いている。つまり、猫のお面は自分による自分への抑圧であり、お面を捨てて人間に戻ることで、美代は抑圧から脱することができる。こうした内面的な抑圧を扱った作品が日本以外で生きる人にどのくらい届くのかは分からないけれど、もし共感してもらえたのなら少しホッとするし、私たちの創作にとって大きなステップになる」

 これが長編監督デビューとなる柴山監督からは「この映画は僕の故郷(愛知県)を舞台にしている個人的な思い入れの強い作品。たくさんの人の心に届くことを目指したが、こうして世界的な評価をいただけたことが光栄であり、とても不思議な気持ち」と喜びのコメントが届いた。

 スタジオコロリドの長編アニメ映画第2弾となる同作は、新型コロナウイルス感染症の状況に鑑み、今年6月18日からNetflixで全世界独占配信された。さらにファンから上映希望が寄せられ、10月から随時各地での劇場公開が始まっている。

 出演は志田未来、花江夏樹、小木博明、山寺宏一ら。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ