唐十郎氏、劇団唐ゼミ☆の特設テント公演のカーテンコールに登場

 劇作家で演出家、唐十郎氏(80)が22日、東京・新宿中央公園の特設テントで千秋楽を迎えた劇団唐ゼミ☆第30回特別公演「唐版 風の又三郎」(作・唐十郎、演出・中野敦之)のカーテンコールに登場した。

 報道陣の前に姿をみせるのは、昨年10月の舞台「ビニールの城」の座談会以来。この日は客席で観劇し、終演後は出演者らに両脇を抱えられながらも、しっかりとした足取りで坂道を上がり舞台に立った。約90人の観客から大きな拍手を受けると笑顔で会釈。舞台の感想については「よかった!」を連発して称賛した。

 唐は2012年に自宅で転倒して頭部を強打。今回はコロナ禍で苦境に立つ演劇界にエールを送るため来場を決めたという。

 1960~70年代、唐氏はアングラ演劇の旗手として硬直した社会の価値観に問題提起。関係者は「トラブルを好転させるのが唐イズム。コロナ禍でも芸を持って力に変えていくという信念は変わりません」と説明した。

 出演した禿恵(とく・めぐみ、40)は「唐さんにお芝居をみていただいたのが私にとって最大のプレゼント」と感謝。鳳恵弥(おおとり・えみ、39)は「唐さんの魂をしっかりと受け継ぎたい」と約束した。

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