東映グループ岡田裕介会長が急逝 「いのちの停車場」打ち合わせ中に倒れる

 東映グループ会長の岡田裕介(おかだ・ゆうすけ、本名・剛=つよし)氏が18日午後10時58分、急性大動脈解離のため東京都内の病院で急死したことが20日、分かった。71歳だった。「映画界のドン」といわれた元東映名誉会長・岡田茂氏を父に持ち、俳優として活動した後、プロデューサーとして「動乱」など数々の大作を製作。死去当日に女優、吉永小百合(75)主演の次回作「いのちの停車場」の打ち合わせ中に倒れ、来年の公開を前に旅立った。

 親子2代にわたって映画界をけん引してきた重鎮が、人生の幕を突然下ろした。

 東映はこの日夕、裕介氏が18日午後10時58分に急性大動脈解離のため死去したと発表。葬儀・告別式は近親者のみで行うとし、喪主は妹でコメンテーターの高木美也子(たかぎ・みやこ)さんが務める。お別れの会は開催予定だが、詳細は未定という。

 東映によると、亡くなった18日は午前中に出社。エレベーターで会った社員は「普段と変わらず、元気にあいさつしてくださったのに…」と驚きを隠せない様子。17日も会食があったが、その際も元気だったという。

 関係者によると、裕介氏は18日午後に東京都内の自宅で「いのちの停車場」の打ち合わせをしている最中に倒れ、病院に搬送。そのまま帰らぬ人となってしまった。

 同作をめぐっては、コロナ禍で撮影が遅れたほか、9月には出演俳優の伊勢谷友介被告(44)が薬物事件で逮捕されるというアクシデントに見舞われたが、出演シーンをカットせずに公開することを決断。心労が重なりながらも最前線で陣頭指揮を執っていたが、映画の完成を待たず、息を引き取った。

 裕介氏は「仁義なき戦い」などの任侠(にんきょう)映画や時代劇映画をヒットさせた岡田茂氏の長男として誕生。石坂浩二(79)似の甘いマスクの持ち主で、慶大在学中にスカウトされ、1969年に俳優デビューした。

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