伊藤健太郎の主演映画、予定通り6日から公開へ 配給会社に直筆謝罪文

 道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで警視庁に逮捕され、30日に釈放された俳優、伊藤健太郎(23)の主演映画「十二単衣を着た悪魔」(黒木瞳監督)が予定通り11月6日に公開されることが31日、分かった。同作を配給するキノフィルムズが木下直哉社長の署名文で発表。伊藤から同社宛に直筆の謝罪書面が届いたという。関係者は伊藤が出席予定だった11月7日の舞台あいさつについて「開催するか検討中」としている。

 主演俳優が公開8日前に逮捕される緊急事態を乗り越え、映画の“通常公開”が決定した。

 「十二単衣を着た悪魔」を配給するキノフィルムズは、同作の公式サイトで木下直哉社長の署名文を発表。主演の伊藤から直筆の謝罪書面が届き、封切りを望む多くの声が届いていることなどを踏まえ、予定通り11月6日に公開するとした。関係者によると、直筆謝罪文書は釈放された10月30日夜に届いたという。

 同社の「監督をはじめとした大勢のスタッフ、キャストが長い時間をかけた創作のご尽力に報いたい」という思いや劇場の理解も公開決定の後押しに。「映画は作品を観たいお客様が、自らの判断で選んで鑑賞するメディアであること、そのうえで、『個人の罪と作品は違う』」(原文ママ)という同社の見解を示し、本編の再編集は行わずに上映する。

 同30日には伊藤が出演する映画「とんかつDJアゲ太郎」が公開。同作や「十二単衣-」には大麻取締法違反(所持)罪に問われた俳優、伊勢谷友介被告(44)も出演している。

 昨年6月にコカインを摂取したとして、麻薬取締法違反罪で執行猶予付きの有罪判決を受けたミュージシャンで俳優、ピエール瀧(53)の出演映画「麻雀放浪記2020」が昨年4月に予定通り公開された例もあるが、主演が逮捕された作品が通常公開されるのは極めて異例の事態だ。

 11月7日には東京・新宿ピカデリーで伊藤、共演女優の三吉彩花(24)、監督を務めた女優、黒木瞳(60)が出席する舞台あいさつを2回行う予定。複数の関係者によると、開催の有無を含め検討中で、伊藤の出席は難しく、他の共演者に参加を交渉中だ。

 伊藤は釈放時に謝罪したが、複数の関係者によると、ブレーク前の18歳時から約4年間見守り、昨夏に担当をはずれた元女性マネジャーも「体も心も傷ついた被害者に本当に申し訳ない」と心を痛めている様子。未発表のドラマや映画、イベントも目白押しだっただけに、伊藤の逮捕による影響はまだ広がりそうだ。

★フジ系「ほん怖」は出演部分差し替え

 31日に放送されたフジテレビ系「ほんとにあった怖い話 2020特別編」は、伊藤の出演部分を差し替えて放送。伊藤は同シリーズ初出演で、オムニバスドラマ「探偵の手記」に主演するはずだった。9月の出演発表の際は「ホラーは苦手で、見ることも出演することも避けてきた。苦手とするジャンルへの挑戦としたい」と前向きにコメントしていた。

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