「売れない」ジンクスを覆した『シカゴ』 ミュージカル映画の最高峰『レ・ミゼラブル』

 【時代を超えるミュージカル映画の魅力】

 アカデミー賞6部門受賞の『シカゴ』(日本公開2003年)は、1975年にブロードウェーで初演された、ボブ・フォッシーの代表作。日本でもおなじみのミュージカルをロブ・マーシャル監督が映画化した。

 レネー・ゼルウィガー、リチャード・ギア、キャサリン・ゼタ=ジョーンズらトップスターを起用し、近年のアメリカ映画ではミュージカルはヒットに恵まれないというジンクスを覆した。

 キュートでセクシーなレネーが大胆なドレスに身を包んで歌い踊るシーンは華やかだ。キャサリンは映画デビュー前、舞台に出演していた経験を生かし、魅惑の瞳と男を誘惑しそうなしぐさでアカデミー賞助演女優賞に輝いた。ハリウッドでもスーツ姿がピカ一のリチャードはダンスのステップでも紳士的な魅力をみせている。レネーとキャサリンのラストシーンのダンスには思わずスタンディング・オベーションを贈りたくなる。

 『マンマ・ミーア!』(同2009年)はロマンチック・コメディー。全世界170都市以上で上演されているABBAのヒット曲を使った人気ミュージカルを、メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナンら豪華キャストで映画化された。

 タイトル曲『マンマ・ミーア』をはじめ、『ダンシング・クイーン』『チキチータ』などABBAナンバーに乗せて歌い踊る役者たちの中でも、本格的ミュージカル映画に初挑戦のメリルのパワフルなダンスと歌は完璧。クランクインの2カ月前から、自宅で料理をしながら、子供たちの前でABBAのヒット曲を歌い、自主トレに励んだそうだ。

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