五代目三遊亭金馬「襲名披露興行」 親子で晴れ舞台

 落語家、三遊亭金時改め五代目三遊亭金馬(57)が21日、東京・上野鈴本演芸場で「襲名披露興行」(30日まで)を開幕。父の四代目金馬も同興行で二代目三遊亭金翁(91)となり、親子襲名を実現した。

 新型コロナウイルスの感染対策で、寄席は定員50%の138人で“満席”に。口上では落語協会最高顧問の鈴々舎馬風(80)に「噺家の世界で大看板。うれしさ半分、身も心も引き締まる気分でしょう」と祝福され、父の金翁も「潮時と思って名前を譲った。せがれをごひいきに」と息子を後押しした。

 演目「厩火事」で金馬の第一歩を踏み出した五代目は本番後の会見で「ホッとしました。おやじの口上でウルウルしちゃって。泣いたらシャレにならない」と照れ笑い。「でも、金時って言いたくなりました。いつ、しっくりくるかな」と約30年名乗った名前に後ろ髪をひかれると、金翁に「おやじは早く死んだ方がいいな」と毒舌で返され、苦笑した。

 そんな父は「きょうから金翁になりました。これからも生き延びるつもりです」と長生き宣言も、「つい金馬って言いたくなっちゃった。金翁って言ってもピンともこない」と息子と同じ感想で笑いを誘った。

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