城下尊之さん、岸部さんは「本当はケチじゃない」スタッフ100人にうな重

 グループサウンズ、ザ・タイガースのメンバーで、テレビの司会者や俳優としても親しまれたタレント、岸部四郎(きしべ・しろう)さんが8月28日午前4時33分、拡張型心筋症による急性心不全のため千葉県内の病院で死去していたことが15日、分かった。71歳だった。

 岸部さんが司会を務めた日本テレビ系「ルックルックこんにちは」で共演した芸能リポーター、城下尊之さん(64)は何度となくデビュー当時のエピソードを聞かされた。

 「俺、全然楽器できへんかったもんな。でも、メンバーに入って翌日から女の子にもてた。それぐらいタイガースの人気はすごかった」

 1969年にギター、加橋かつみ(72)の脱退で加入。「留学というと聞こえはいいけど、アメリカで遊んでたとき兄貴(岸部一徳、73)に呼び戻されて。ギターは弾けないし、タンバリンをたたいてたけど、自信がないからシンバルの部分にセロハンテープを貼って、音が出ないようにしてごまかしていた」。酒席をともにするたびに、面白おかしく思い出話をしてくれたという。

 芸能界では倹約家として知られたが、85年に最初の妻と離婚し慰謝料と2人の子供の養育費を一括払いしたため、多額の借金を背負ったからだった。「本当はケチじゃない。番組の全体会議で100人のスタッフ全員にうな重をふるまってくれたこともあった」と城下さん。「ただ、毎朝テレビに出ているから高利貸がたくさんお金を貸してくれる。それで借金が膨らんだんです」。

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