公取委効果かコロナ禍余波か ジャニーズなどのタレント独立相次ぐ 変わる業界地図

 新型コロナウイルスが猛威を振るい始めて以降、芸能人が所属事務所から独立・移籍するケースが相次いでいる。手越祐也さん、米倉涼子さん、柴咲コウさん…。かつて独立はタブーとされており、事務所の意向次第では“制裁”として業界から干されることも珍しくなかった。変化の背景には、独占禁止法を適用してタレントの権利を保護する流れや、ネットメディアの興隆などがある。「コロナ禍で仕事が減り、タレントによっては事務所に所属するうまみが少なくなった」と指摘する専門家もいる。(文化部 三宅令)

独禁法適用で潮目に変化

 「自分がやりたいアイデアが、ジャニーズにいたらなかなかかなわない」

 6月23日、アイドルグループ「NEWS」の元メンバーの手越さんは記者会見を開き、YouTubeで生中継。画面の向こう130万人以上の前で、週刊誌で報じられた緊急事態宣言下での「飲み会」スキャンダルの理由や独立の経緯、今後の展望を語った。

 明るい表情とはっきりした物言いに、芸能関係者は「以前なら考えられないこと」と話す。かつて独立は、先行投資をしてスターに育て上げた所属事務所からすると「裏切り」と同義であり、制裁として仕事を干されるなど、芸能界での死を意味しかねなかった。

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