志村けんさん、東村山の名誉市民に 兄・知之さんも「アイ~ン」

 東村山市は25日、6月定例議会最終日を実施し、新型コロナウイルスによる肺炎のため3月29日に死去したタレント、志村けんさん(享年70)を満場一致で名誉市民に選定した。

 顕彰式には実兄の長男、志村知之さん(73)、次男の美佐男さん(72)ら遺族が代理出席し、渡部尚(わたなべ・たかし)市長(58)から表彰状を授与された。

 目頭を熱くし、涙を流しながら登壇した知之さんは、「全国の子供たち、おじいちゃん、おばあちゃんまで、広い年齢層に愛されよかったと思います。みんなから家族ぐるみで愛されたことは最高だったと思います。『東村山といえば志村けん、志村けんといえば東村山』が好きな言葉でした」とあいさつした。

 最後に知之さんは、「一緒にやっていただきたいパフォーマンスがあります」と25人の議員に呼びかけると、「弟の代名詞でもある『アイ~ン』を(お願いします)」と市議会議員25人とともけんさんのギャグを披露。顕彰式を「アイ~ン」で締めをくくった。

 泣き笑いのあった顕彰式後、会見で知之さんは「(今回の受賞を、弟は天国で)『うれしいな』といい、シャイだから照れると思います。(表彰は)一生懸命頑張った証だよ」と弟の墓前に報告するという。

 名誉市民は同市の名誉市民条例に定められた称号。過去2人に贈られたが、死後は志村さんが初めてで、渡部市長は「『東村山音頭』により、東村山の存在を全国に知らしめていただいた恩人。これまでの喜劇人としての功績に対し、最大限の敬意を表したい」と選定理由を説明した。

 また、銅像や記念館の建立を求める要望が多いことに、渡部市長は「市としてはハードルは高い」と説明しながらも「クラウドファンディングで資金集めを行っている市民団体と協議して、共同で進めるなど努力をしたい」と前向きな姿勢をみせた。

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