テレビ各局の“急場しのぎ”が面白い! JIN、キング・カズ…まるで「タイムカプセル」

 【TV視てますか?】

 元テレビっ子であるオヤジは典型的なインドア派。なので大型連休は毎年、肩身の狭い思いをしてきたが、今年は違った。「ステイホームに勤しむべし」と大手を振ってテレビ視聴に励んだ。

 新型コロナウイルスがテレビの「風景」を劇的に変えている。それを観察ないしは目撃できる機会はそうそうない。

 まずは各局とも、「傑作選」やら「特別編」を繰り出し、急場をしのぐ策に出ている。それはそれでなかなか面白い。

 例えばTBSが4月18日から5月3日まで毎週土日の午後、3週にわたって計6回放送した日曜劇場『JIN-仁-』の特別編。2009年10月期のパート1と11年4月期(東日本大震災の直後)のパート2の全22話を今回『レジェンド』として再編集してくれた。中谷美紀のこんなモノローグで始まる。

 〈私たちは当たり前だと思っている。思い立てば地球の裏側にでも行けることを。いつでも思いが伝えられることを。平凡だが満ち足りた日々が続くであろうことを。でも、もしある日突然、そのすべてを失ってしまったら…〉

 大学病院の脳外科医(大沢たかお)がなぜか幕末の江戸にタイムスリップ。コレラの蔓延(まんえん)に立ち向かうなどの展開となる。綾瀬はるかファンでもあるオヤジ、不覚にも落涙。まさに今こそ見たいドラマなのだった。

 NHKが4日午後に放送した『プロフェッショナル 仕事の流儀スペシャル「走り続ける理由がある~プロサッカー選手・三浦知良」』も、『JIN-仁-』とほぼ同時期(10年3月、震災の前年)の制作。キング・カズは当時ですら43歳で現役最年長。さらに「10年」が経過している…。

 と、突然、画面に「時の人」が現れた。先日、テレビにカムバックするも新型コロナウイルスに感染して入院し、3日に退院を公表したばかりの元NHKのフリーアナウンサー、住吉美紀。そう、彼女は10年前、この番組のMCだった。

 …やはり、テレビは「タイムカプセル」だ。(新橋のネクタイ巻き)

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