落語・小三治の独演会、取材手法に「著作権をどう考えているのか」の声

 【芸能ニュース舞台裏】

 コンサートや舞台が相次いで自粛する中、都内の寄席は通常通りの営業だが、独演会などは次々に飛び、「単発でアルバイトに行く二つ目も出始めましたよ」(若手落語家)。日銭が入らないことは蓄えのない若手の暮らしを即クラッシュする。

 そんな中、人間国宝・柳家小三治(80)の独演会が先ごろ、都内で開催されたが、「この取材手法はありなの?」とは演芸評論家だ。

 「週刊新潮のウェブ媒体であるデイリー新潮が『コロナ戒厳下 人間国宝“柳家小三治”が独演会 マスク姿で登場の“まくら”実況中継』として高座を再現しているんです。著作権をどう考えているのか、ということですよ」

 記事は『ま・く・ら』(講談社文庫)という著書があるほどウリである小三治の“まくら”をリアルに再現している。

 「音楽ライブに潜入してMC部分を報じる手法はありますが、ミュージシャンのトーク部分と違い、言葉が芸の落語家のまくらは本になるくらいの著作物。まして録音は禁止とアナウンスされていた。メモだけで書いたと言い切れるほど雑な記事じゃないですね」(前出・演芸評論家)

 著作権に敏感なはずの大手出版社にしては、思慮に欠けるといわれても仕方ない。(業界ウォッチャーX)

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