手塚治虫AI、人間との共作「ぱいどん」 「コマ割りが手塚じゃない」「美空ひばりと同じ禁忌では」ネットでさまざまな声

 27日発売の漫画誌「週刊モーニング」(講談社)に、人工知能(AI)が手塚治虫さんの作品を学習して、物語の原案やキャラクターのデザインを担った漫画「ぱいどん」の前編が掲載された。ネットではさまざまな意見が飛び交っている。

 手塚さんの“新作”を生み出すプロジェクト「TEZUKA 2020」に半導体大手のキオクシア(旧・東芝メモリ)、手塚プロダクション、慶應義塾大学の栗原聡教授らが参加。AI技術を駆使して「ブラックジャック」「三つ目がとおる」などの1970年代に発表された作品をもとにキャラクターを作り出した。物語を作る際には、システムから出力された場面場面の「点」を繋いで、人間がストーリーを紡ぐ作業があったという。作画も現役の漫画家らが担当している。同誌編集部は「AIを利用しつつも人間との共作」「『AIが描いた漫画』と呼べるものではありません」としながらも、人間のように創作できるAI漫画家が出現する時代への「壮大な『予告編』」として「ぱいどん」を楽しんでほしい、としていた。

 ツイッターでは、同日朝から「手塚治虫先生の新作読むために雑誌買った」「モーニング売ってないんだが、AI手塚治虫が載ってるから?」などと書き込まれた。関心を寄せる人が多かったようだ。

 「個人的には(鉄腕アトムの)天馬博士とか戸沢博士とかの『ダークサイド天才科学者×父なるもの』系統キャラが来たのが一番アツい」などと設定について盛り上がったり、記憶を失った“ホームレス哲学者”の青年・ぱいどんが事件に挑むというストーリーに手塚作品らしさを感じたりした人がいる一方で、「コマ割りが手塚治虫じゃないと思った」「デッドコピー」などの見方もあった。

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