ロンブー亮の復帰会見、随所に見られた「原点回帰」 ピンチをチャンスに変え

 「闇営業問題」の中核メンバーの1人だった、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(48)が先月30日、相方の田村淳(46)とともにようやく復帰会見にこぎつけたが、随所に見られたのは「原点回帰」というキーワードだ。

 素人いじりにたけた2人が若手芸人時代からレギュラー出演する全国ネットの冠番組「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)の前進番組を始めたのは1996年。当時、淳のイメージカラーだった「赤髪」をいきなり復帰会見で復活させると「謝罪会見じゃないですから。場を和ませたい」と報道陣を驚かせた。

 復帰舞台は約1時間、2人でトークライブを開いたが、今後の「続編」について淳はメディアを通しての活動を望んだ。だが、2人そろってのライブ自体こそが彼らの「原点」ともいえる。

 2人は2009年4月から1年間、毎月東京・渋谷のタワーレコード地階のイベントスペースでトークライブ『論論ブーツ』を開催した。当時はコンビで数本のレギュラー番組を持つ一方、淳のMCとしての能力が評価されピンの仕事が増えた時期。仕事以外で話す機会が激減した2人を危惧した関係者が、多忙なスケジュールの空きをつくって何とか実現させたのだった。

 ライブではボケる亮に鋭いツッコミを入れる淳という、おなじみの光景が繰り広げられた。だが楽屋での反省会では「せめて言ったことをちゃんとやってほしい!」と顔を真っ赤にした淳が亮に迫る場面を何度か目撃した。芸人が大切にする「板の上」での立ち居振る舞いを“年下”の淳が諭した瞬間だった。

 あれから11年。アラフィフに差し掛かったロンブーの2人は久々に「板の上」に戻り、会見で淳は「謹慎前と比べて、会話の量は増えた。謹慎が(コンビとして)つないでくれたのはあるかもしれない」と明かした。ピンチをチャンスに変えたのもまた「原点回帰」の副産物だったのかもしれない。(山戸英州)

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