ツイッター休眠アカウント削除へ 亡くなったwowakaさんのファン「読み返したい」「心の拠り所」と反発も

 英BBC放送(電子版)などの海外メディアは日本時間27日、ツイッター社が6カ月以上使用されていない「休眠アカウント」を削除する方針だと報じた。対象となるアカウントの所有者には、12月11日までにログインしないと削除すると注意を促すメールが送られたという。日本では、死去した著名人のアカウントが消える可能性があるとして、ツイッター社に反発する声がファンからあがっている。

 ツイッター社は利用されていないアカウントを削除し、フォロワー数などの情報を実際の利用状況に近づけることでサービスの信頼性を高めたい考え。利用規約では「アクティブでない期間が長期にわたると、アカウントが恒久的に削除される場合があります」とされている。

 この方針は「非アクティブ」状態が続く故人のアカウントにも影響する。競合のSNS、フェイスブックには遺族らが故人の思い出を共有する「追悼アカウント」があるが、ツイッターに同様の機能はない。米国のニュースサイト、ザ・ヴァージは、ツイッター社の広報担当者が「故人のアカウントに関する対策を考えている」と話したと報じている。

 日本では、今年4月に死去が報じられたロックバンド「ヒトリエ」のボーカル、ギター担当のwowakaさん(享年31)のファンらが「ちょくちょくここを覗きにいけなくなるのは嫌だ まだまだwowakaさんのツイート見てたい、読み返してたい」「wowakaさんのアカウント消さないで下さい… 亡くなられている他の方のアカウントもきっと心の拠り所にしてる人がいますから…」とアカウントの維持を訴えた。当該アカウントは、確認できる限り最後の投稿が4月1日。これ以降、非アクティブ状態が続いたとすると、削除対象になる恐れがある。

 過去には2008年に死去した元タレント、飯島愛さん(享年36)のブログが飯島さんの両親によって管理され、15年にブログが閉鎖されるまで大勢のファンの心の支えになった例もある。新しい情報を得られなくても、故人の生きた証にインターネットで触れていたいファンの心理は変わらない。

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