シュワちゃん、シルベスター・スタローンを騙して「とんでもない駄作」に出演させた過去を明かす

 シュワちゃんの愛称で親しまれる元カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(72)は、同年代の俳優シルベスター・スタローン(73)とは80年代に人気を競い合った仲だ。「今ではとても仲良し」という2人だが、過去にはシュワルツェネッガーがスタローンを騙して「とんでもない駄作」に出演させたことがあったという。

 米国の人気トークショー「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演したシュワルツェネッガーは、スタローンとの関係性について振り返った。

「80年代、ヤツとはただのライバルだった。とにかくどちらがより大きな映画に出られるか、どちらの筋肉が素晴らしいか、どちらの映画がヒットするか、ひたすら競い合っていた。どっちが(劇中で)より多くの人を殺したか、どっちの殺し方がよりクリエイティブだったか、どっちのナイフや銃が大きかったかってね。どんどんエスカレートしていって、最終的にはヘリコプターや戦車にしか搭載されないようなサイズの銃をもって走り回るようになっていたよ」とシュワルツェネッガーは笑いながら話している。

 お互いを意識し合う関係だったため、シュワルツェネッガーが1980年代後半から90年代にかけて「ツインズ」「キンダガートン・コップ」といったコメディー作品に出演するようになると、スタローンもコメディー映画の役を求めるようになった。そんなとき、シュワルツェネッガーの元に、タフな敏腕刑事が過保護な母親に振り回されるドタバタコメディー「刑事ジョー ママにお手上げ」のオファーが舞い込んできた。

「脚本を読んだけど、まあクソみたいな出来だったよ。実際そうだろ? それで『これは止めておいた方が良いな』と思ったんだ」とシュワルツェネッガーは話している。シュワルツェネッガーに出演を断られた制作陣は、今度はスタローンに同作の話を持ち込んだという。「スライ(スタローンの愛称)が電話してきて、『君のところにも話が来ているかい?』と聞いてきたから、『来たよ! 出演しようかと思ってるんだ。すごく良い発想の映画だよね』って言ってやったんだ。当時はライバル同士だったから、それを聞いたヤツは『なんでもするから、この役を俺にやらせてくれ!』って言ったんだ(笑)。で、当然のごとく映画はコケたっていうわけさ」とシュワちゃんはご満悦である。

 92年に公開された「刑事ジョー ママにお手上げ」は、シュワルツェネッガー主演の「キンダガートン・コップ」(90)が米国で9100万ドルの興行収入を得たのに対し、2840万ドルしか稼ぐことができなかった(Box Office Mojo調べ)。また、スタローンはこの映画の演技で、映画界の“最低”を選ぶ第13回ゴールデンラズベリー賞で最低男優賞を受賞してしまうのだから、踏んだり蹴ったりだ。

 意外な策士っぷりを明かしたシュワルツェネッガーは、現在公開中の「ターミネーター」シリーズ最新作「ターミネーター:ニュー・フェイト」でT-800を演じている。

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