「いだてん」視聴率ワースト更新 本質の評価を求め応援する声も「39話は神回」

 NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜午後8時)の視聴率が3.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、ワーストを更新したことが15日、分かった。日本テレビ系によるラグビーワールドカップ(W杯)の日本-スコットランド戦中継が影響したと見られる。歴史的快挙に沸くラグビーファンのかたわらで、「いだてん」の視聴者らは視聴率にこだわるのはやめようとSNSでつぶやいた。

 13日放送の第39回「懐かしの満州」は第2部前半のクライマックス。病床の古今亭志ん生(ビートたけし)が弟子たちに、終戦直前に満州を訪れて兵士たちの慰問興行を行ったときのことを語るという内容だった。

 以前から視聴率低迷が報じられてきた「いだてん」だが、8月25日放送分の5.0%(同)を大きく下回り、大河ドラマ歴代ワースト記録を自ら塗り替えた。13日の19時45分に試合を開始したラグビーW杯の日本-スコットランド戦の中継の視聴率は、史上初の決勝トーナメント進出がかかっていたこともあり、39・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。視聴者層がかぶる「ポツンと一軒家」(ABCテレビ、テレビ朝日系)の2時間半SPも放送時間が重なったが、16.4%とこれまでと大きく変わらなかった。

 「いだてん」が“一人負け”の格好だが、ツイッターでは「視聴率がどうであろうと第39話は神回です」「個人的には第39回は2回見たけど録画消去出来ないレベルに良かったぞ!また後で観る!」「いずれその価値が認められるときが必ず来る」と、ドラマのクオリティーの高さを支持する視聴者が少なくない。

 また、BS4K放送で日曜日の午前9時から先行放送していることや、リアルタイムではなく録画して後から見る人もいることに触れ、視聴スタイルの変化が視聴率の表面的な低迷につながっていると訴えるファンもいた。

 ビデオリサーチによると9月29日放送の「いだてん」のタイムシフト(録画視聴)視聴率は3.3%(リアルタイムの視聴率は5.7%、関東地区)と低い。だが、13日はラグビーW杯の日本戦中継という特殊な事情があったため、普段より高い数値を示している可能性はある。

 20日はラグビーラグビーW杯準々決勝の日本-南アフリカ戦中継のため放送は休止。第40回「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は27日に放送される。

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