EXILEが世界映画祭“ジャック”!小林直己、巨匠をうならせた

 【ロンドン10日(日本時間11日)=宮越大輔】EXILEの人気パフォーマー3人が世界の映画祭を“ジャック”! 小林直己(34)が英国、AKIRA(38)が台湾、NAOTO(36)がスペインで同日開催された映画祭にそれぞれ登場した。ハリウッドデビュー作「アースクエイクバード」を携えてロンドン映画祭に参加した直己は、秀でた英語力と演技力で映画通を魅了。巨匠、リドリー・スコット氏(81)から海外進出を勧められ、「世界で影響を与えていきたい」と熱く誓った。

 演劇の聖地、ウエストエンドの会場に温かい拍手が響く。ハリウッド発のサスペンスに深みを与える“無名”の日本人俳優の怪演に、目の肥えた映画ファンがうなった。

 英国最大の映画祭に出品された「アースクエイク-」のワールドプレミア。鑑賞後、主演を務めるオスカー女優のアリシア・ヴィキャンデル(31)、ウォッシュ・ウエストモアランド監督らと登壇した187センチのイケメンは「First of all,I’m alive(まず最初に、私は死んでいないです)」とあいさつ。ミステリアスな役柄に絡めた“自己紹介”で英国紳士淑女の心をつかんだ。

 監督作「エイリアン」で知られる映画界の巨匠、リドリー氏が製作総指揮を執り、11月15日にNetflixで日本など世界190カ国以上に配信される注目作。友人殺害の容疑をかけられた外国人女性の心理を描く物語で、直己は2人と三角関係に陥る日本人写真家をほぼ英語で演じた。

 2007年の俳優デビュー時から海外を視野に入れてきた直己。念願のハリウッドデビューは17年末にオーディションでつかみ取ったが、それを可能にしたのがわずか1年で身に付けた英語だ。

 16年にメンバーがソロ活動にまい進する中、自身の仕事は少なく、暇な時間を英語に費やした。1日6時間の授業を週5日受け、17年の映画デビュー作「たたら侍」で海外映画祭に参加した際には完璧な発音を披露。その後は米ロサンゼルスをはじめ、昨年はウエストエンドで演技も磨いた。

 ハリウッド俳優として“凱旋”した今回は、朝から20媒体を超える海外メディアの取材に通訳なしで対応。夕方のレッドカーペットでも金髪女性たちの熱烈な取材にジェントルに答えた。

 刺激し合う仲間が同じ日に各国の映画祭に参加していることには「グループでも個人でも外に広げていく活動をしたい」と意欲。11月1日から北米、同8日から英国で劇場公開も決まり、リドリー氏から「君には映画にとって大切な存在感がある。インターナショナルな活動をした方がいい」と背中を押され、「今日から新たなスタートです」。世界に向けて大きな一歩を踏み出した。

■ロンドン映画祭

 1956年に設立された英国最大の国際映画祭。今年は79カ国から345作品が集まり、邦画は前田敦子(28)主演の「旅のおわり世界のはじまり」(黒沢清監督)など3作が出品。時代の流れに合わせ、動画配信サービス限定の作品も多く選出されているのが特徴。シッチェス・カタロニア国際映画祭はSF、ホラー、アニメなどに特化した世界三大ファンタスティック映画祭の最高峰。高雄映画祭は台湾国内およびアジアの作品が中心で、邦画にも力を入れている。

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