大河に吉沢亮を抜擢…NHKの思惑 「なつぞら」の“天陽くんロス”現象は見逃せない? イケメンで打開したい「近現代は不発」のジンクス

 通算60作目となる2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主役に抜擢された俳優、吉沢亮(25)。現在放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』の“天陽くん”といえば、お分かりの方も多いだろうか。お茶の間に“天陽くんロス”をもたらしたイケメンの起用にはNHKの思惑が透けて見える。

 『青天を衝け』は“日本資本主義の父”と称される実業家、渋沢栄一の激動の生涯と、幕末から明治の激動の時代を描く。明治以降の日本経済を支えた偉人だけに、これまでも何度も大河ドラマに登場してきたが、主役は初めて。2024年には新一万円札の肖像となることもあり、存在が注目されている。

 その渋沢栄一役を射止めたのが吉沢だった。吉沢は「歴代の大河の主人公は、名実ともにトップクラスの素晴らしい方が演じてきた印象が強いので、光栄である一方、プレッシャーも尋常じゃないくらい」と話す。

 制作統括の菓子浩氏も「吉沢さんは硬軟自在な演技で魅せる実力派。骨太な人間ドラマが生まれると確信しています」と期待を寄せる。

 吉沢は2009年、現在の所属事務所のオーディションを経て、芸能界入り。11年の『仮面ライダーフォーゼ』で仮面ライダーメテオを演じたことで注目された。

 「かなりの美青年ですから、17年から18年にかけてじわじわと人気が高まり、18年の映画『リバーズ・エッジ』で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞しています。そして本格的にブレークしたのが『なつぞら』でした」とテレビ誌編集者。

 ヒロインの幼なじみである山田天陽を演じ、病気でこの世を去ったときにはお茶の間に“天陽くんロス”が広がったほどだった。

 「NHKは、今の吉沢くんなら話題性も十分ですし、『なつぞら』でいい演技をしていたので、確実に視聴率を取れると踏んだのです」と先のテレビ誌編集者。

 「現在放送中の大河『いだてん~東京オリムピック噺』は朝ドラ『あまちゃん』の宮藤官九郎脚本とあって視聴率が期待されましたが、良質な内容にもかかわらず、近現代は当たらないという大河のジンクスを崩すことなく低空飛行中。視聴率は民放なら打ち切りの対象となる危険水域目前の5%台です。次作の『麒麟がくる』もイケメンの長谷川博己を起用していますが、次々作の『青天を衝け』はまた近現代が舞台なので、視聴率をとるためにイケメンを投入するということです」と続ける。

 果たして視聴者を取り戻すことができるか。

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