角川春樹氏、ラスト映画『みをつくし料理帖』が来秋公開「この映画に身を尽くす」

 映画監督でプロデューサーの角川春樹氏(77)が“生涯最後”としてメガホンを執る映画「みをつくし料理帖」が来秋に公開されることが5日、分かった。2009年の「笑う警官」以来11年ぶり、8作目の監督作品。原作は累計発行部数400万部超の同名時代小説で、主演に女優、松本穂香(22)を指名した。サンケイスポーツなどの取材に応じた角川氏は「この映画に身を尽くす」と熱く語った。

 薬師丸ひろ子(55)や原田知世(51)を見いだし、一時代を築いた映画界の風雲児が生涯最後の大勝負に出る。

 「みをつくし料理帖」の原作は、2009~14年にシリーズ全10巻が刊行された同名時代小説。12年と14年に北川景子(32)主演、17年には黒木華(29)主演でドラマ化され、今年12月にNHKで黒木主演の続編が放送される。

 物語は江戸時代後期が舞台。主人公の澪と野江は大坂の幼なじみだが、数年後に澪は江戸で料理人として働き、野江は「あさひ太夫」の名で吉原一の花魁に。澪が吉原の料理人、又次に出会うことで運命の歯車が動き出す。

 角川氏は「生涯最後の作品に決まった」と人生の集大成とすることを宣言。シリーズ第1作が出版された10年前から映画化の話があり、「『おしん』(83年のNHK連続テレビ小説)に代わる時代小説」と10年越しの思いを結実させた。

 澪役の松本については「TBSの『この世界の片隅に』での演技力、さらに今年の『世界ウルルン滞在記』を見て素がいいなと」と絶賛。「素のままで江戸時代にタイムスリップしたように演じてほしい」と期待する。

 野江役には放送中の日本テレビ系「あなたの番です」で謎に満ちた女性を演じる女優、奈緒(24)を起用。女優の蒼井優(33)に通じるものを感じたといい、「この映画でブレークする」と太鼓判を押す。

 又次役には、05年に角川氏が製作した映画「男たちの大和/YAMATO」に出演した歌舞伎俳優、中村獅童(46)を指名。「『映画に出なかったら縁を切る』と言ったら予定を空けてきた」と明かした。

 かつて“鬼”と恐れられた姿は影を潜める。その理由は70歳でもうけた息子(6)の存在。「学校行事は全て出ている」と親バカぶりを発揮し、「子供が続編を希望したら? またやります。人生設計を変えなきゃ」と豪快に笑った。

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